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キースがダンナでシロエが奥さん。共働きで子どもは7歳のブルーと4歳のジョミー。キースの同僚にサム。部下にマツカ…という舞台設定です。

【回転寿司にて】

11がつ1にち はれ きょうはおとうさんとおかあさんとぶるーと4にんでまわるおすしやさんにいきました。

 乾いたネタの寿司を取るブルー。
シロエ 「あ、なんで乾いたの取っちゃったの!」
ブルー 「いつまでも乾いたまま回ってて、誰も食べてあげないから……」
キース 「……」
 ブルーは優しいね、と云おうとしてタイミングを逃すキース。
ジョミー「半分こしよ!ブルー」
キース 「……」
 ジョミーはいい子だね、と云おうとしてやはりタイミングを逃すキース。
シロエ 「いいから。それお母さん食べるから、二人とも新しいの食べな。すみませーんサーモンわさび抜きひとつお願いしまーす!」
キース 「……」
 乾いたモノを自分が食べようとしてまたまたタイミングを逃すキース。
 何か気付いたシロエが乾いたネタを半分キースに渡し、溜め息混じりに一言。
シロエ 「…あのさ、云いたいことあったらちゃちゃっと云わないと、相手に伝わらないぜ」
キース 「ん?うん」

。.・☆.・ *・.。☆・*.。★.。・*.・。.★。.*・☆。.・*・. ☆。. 

 後日。
キース 「シロエ、明日弁当いらないから」
シロエ 「うん、わかった」
キース 「……」
シロエ 「なんだよ?」
キース 「明日の昼抜けれるか?」
シロエ 「多分大丈夫だと思うけど。なに?」
キース 「いや、ちょっと」
  言葉を濁すキースに訝しげなシロエ。

。.・☆.・ *・.。☆・*.。★.。・*.・。.★。.*・☆。.・*・. ☆。. 

  次の日、お昼時。
シロエ 「ここ、有名な寿司ランチの店じゃん!予約無しで入れんの?」
キース 「予約はしておいた。行くぞ」
シロエ 「イキナリどうしたんだよ」
キース 「おまえ、このあいだ子ども達に良いものを食わせて、自分は百円皿ばっかり食ってただろう」
シロエ 「アンタもだろ」
キース 「俺はお父さんだからいいんだ」
  ふんぞり返って大いばりで云うキース。それを受けて笑いを堪えながらシロエ。
シロエ 「アンタってさぁ」
キース 「何だ?」
シロエ 「やっぱバカだなぁ」
キース 「おまえも云いたいことは正確に云わないと、相手に伝わらないぞ」
  うっと言葉に詰まってからシロエ小さく一言。
シロエ「…アリガト」


11月1日、寿司の日ですね。
キースとシロエだったら、回転寿司なんてそんな中流家庭な食生活ではないと思うんですが、これ以上のセレブリティな発想は無理です。くぅっ。
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