Q太郎でございます。
え~と、もう3、4年前になりますか、この場で「妄想上映会」とか言いながら、自分勝手設定の地球妄想を頭沸騰状態で吐き出してたんですが、その中にはオリキャラも出てました。
やもう、こっ恥ずかしいったらありゃしない。
でもですね、このキャラなしには牛山の地球妄想は成り立たないってトコもあるもんで、つか勝手に目一杯思い入れてるもんで、この度はそのオリキャラについて書いております。
あ~も~一体誰が楽しいって、そりゃぁもうアタシだけさ!
てなもんで、いい年こいたババァの癖に乙女脳味噌全開(腐臭付き)で語らせて頂きます。
閑古鳥さえ愛想つかして逃げ出す放置サイトですが、うっかり足を踏み入れちゃった上に「読んでやる」な勇者な女神サマ、いらっしゃいましたらガスマスク着用の上、下からどうぞであります。
オルヴライト・カーマイン
赤い巻き毛。
薄青い瞳。
容姿端麗・品行方正。
成績・身体能力は共に優秀。
見た目の派手さに反比例して性格は物静か、努めて地味に。
集団の中心でいたり、人前で何かをする事をあまり好まない。
友人はあまり多くはない。
嫌われているワケではないが、近寄りがたい雰囲気もあってか、皆気になりつつも遠くから憧れてる風味で。
年の割に大分大人びた印象が強いが、それが特に問題視されてはいない。
それは彼が13歳になって間もない日の午後だった。
学校からの帰り道。
「それじゃオリヴィア、また明日!」
手を振りながら走って道路を渡る(数少ない)仲の良い友人を、カーマインもまた手を振って見送る。
カーマインの家はここから2ブロック先にある。
歩く足が少し速くなる。
お母さん、今日はチョコレートケーキを焼くって言ってた。
フワフワのスポンジのじゃなくて、ギュッと生地が詰まったようなどっしりとした濃厚なチョコケーキに甘さを抑えた生クリームが添えてあるヤツ。
ベイクド・ショコラって言うのよ
彼女ご自慢のケーキ。カーマインの好物だった。
きっと今頃、キッチンはチョコレートの香りでいっぱいになってるだろう。
小走りになったカーマインが角を左に曲がった時だった。
突然、巨大な何ものかが身体を突き抜ける。
脳天からつま先まで、まるで大きな太く鋭い杭が勢い打ち込まれたような重く激しい衝撃だった。
あまりの衝撃にカーマインは自分に一体なにが起こったのか理解できなかった。
目の前がまっくらになり、天地が分からなくなる。
頭を鷲掴みされ振り回されている気がする。
耳元では鼓膜が破れるかと思うほどの金属音が鳴り響く。
次第にそれは地響きにも似た轟音になり、更に様々な人の声に変わっていった。
嘲り笑う複数の声。
罵声と怒声。
怒りを抑えて抗議する老いた男の震える声。
泣き喚き命乞いをする叫び。
捕まえようと伸びる無数の手。
仄明るい室内。
同じ服を着た年の違う子供。
小さな素足に大人の靴。
靴紐を結んでくれた手が、頭を撫でる。
お逃げ。
行ける所まで。
赤く染まる空。
遠くに聞こえる爆発音。
ビョウビョウと吹く風の音。
森の奥の洞窟に隠された小さな飛行艇。
ボクたちどこへいくの。
逃げるんだよ。
にげるの?どこへ?
ずっと遠い所まで。
Y(ワイ)を頼んだよ。
R(アール)は?
アイツらを引き付ける。B(ビー)はその隙にYを連れて飛行艇で逃げるんだ。
ねえ、Rはいっしょじゃないの?
Rはね、後から来るんだって。
すぐにあえる?
そうだよ。だからねY、それまでBの言う事を聞くんだよ。
うん。はやくね。まってるからね、R。
R…。
そんな顔をするんじゃないよ、B。大丈夫、会えるよ。いつかきっと、多分ね。必ず君を君達を探すから。
燃える森。
飛び交う銃声。
近づく追跡者達の足音。
少年の憤怒の叫び。
勝手に生み出し、勝手に始末しようとするのか。
許さない。
許さない。
何もかもを許さない。
気が付けばカーマインはまるで何事もなかったかのように路上に立っていた。
心臓が早鐘のように打ち、額にはじっとりと汗が滲んでいた。
遠くに遊ぶ歓声が聞こえる。
一体どれだけの時間をこうしていたのだろう。
時計を見れば、けれどそれはほんの一瞬の出来事に過ぎなかった。
何が起こったのか分からない。
いや分かっている。
理屈ではなく本能で。頭ではなく心で。
分かっている。
分かってしまった。
自分は「違うモノ」であるという事を。
この世界において、自分は「違う」のだ。
自分から、今まであったもの全てが抜け落ちてしまう感覚。
同時に途方もない膨大な量の何かが自分に注ぎ込まれているような感覚。
これは記録
何の。
かつて「自分」を生み出した何物かの。
これは記憶。
誰の。
かつて「自分」であった何者かの。
ああ。
僕はもう僕ではいられないのだ。
ふと空を見上げれば、刺すほどに眩しい真っ青な空に、白い小さな雲が一つだけ浮かんでいた。
再び家へと向かい歩き出すカーマイン。
足取りはさっきまでと何ら変わりなく、けれどそんな自分が、ただ冷静でいられる自分自身がカーマインは恐ろしかった。
てなワケで、カーマインくんミュウに覚醒した瞬間であります。
いろいろツッコミ所満載ですが、まあそこは華麗にスルーしてやって下さい。
もうムチャクチャなのは自分でもイヤンなくらいに自覚してるんで…アアン。
えーと、牛の脳内設定では、RとBとYってのがミュウのはじまりです。
汚染され尽くした地球を捨てて、他の星へ移住するってんだから、例えどんなに地球に環境を似せたとしても色々と適応する為の準備が必要でしょうと。
それを研究している中で突然変異としてミュウが誕生しちゃうと。
で、極秘研究としてミュウを生み出す実験とか、彼らの持つ不思議な能力についてとかの研究がされていて~、てなカンジです。
いくつかのチームに別れてて、そのチームで育ててるミュウの子供をそれぞれのチームカラーの頭文字で呼ぶとか。
赤のチームの子はR、青のチームの子はB、黄色のチームの子はY。
はいそうです。Rはカーマイン。Bはブルー、Yはジョミ太イメージですね。
ああなんて安直なんでしょう。
研究目的とは言え子供達と暮らしてるうちに研究員達だって情は移るワケで、結構普通のほのぼの子育て風味です。
やっぱり年上なのがRで、B、Yの順すね。RとBは割と年は近めで(ん~と12~15才くらい?)、Yは3~4才くらいでしょうか。
そんでもってよくあるパターンで、いろいろアレコレで「彼らを処分せよ」の命令が。もしくは「軍に引き渡せ」とか言われるんですが、研究所の所長は断固拒否するワケで、そんなこんなで研究所は攻撃、破壊されます。
危ういところで若い研究員三人が子供達を連れてエア・カーで逃げるんですがね、逃げるっても逃げ込む場所なんてないんですよ。
それでも逃げて欲しくって、子供達が身につけていた発信機みたいなのを自分たちがつけて、彼らに森を目指すように言って、そうして研究員達は時間稼ぎの囮になるんですね。
別れ際、急いで逃げたせいで子供達の履いているのが底の薄いルームシューズだってのに気づいて、自分達の靴を履かせてやるんです。
大きすぎるから靴紐をきつく締め直してやって。
RとBには、Yを抱いてやるんだよ、とか言って。
まあそんな小細工はすぐに見破られて子供達は追い詰められるんですね(研究員達は勿論殺されてしまいます)。
で、まずはRが森で死んじゃって、BもYを連れて飛行艇で必死に逃げるんだけど、当然こっちも追われて攻撃されるワケ。
(子供が飛行艇を操縦できたのかってトコはご都合主義万歳でよろしくヨーソローです)
エンジンを撃たれた飛行艇は火を噴きながらどこかの山に墜落して爆発炎上。(ここら辺が切ないくらいに適当)
燃える機体の中で、Yを庇い抱えるようにして血まみれになっているB。
虫の息の彼の唇が動く。
なぜ。なぜ。なぜ。
どうか、この子だけでも。
誰かこの子だけでも助けて下さい。
どうか。
誰か。
瞬間Bの身体の下にいた筈のYの姿が消える。
炎に包まれながらBはかすかに微笑む。
Rが僕を探してくれるなら、僕はYを探すから。
だからそれまで……。
何も知らずに幸せにいて……。
哀しい祈りは炎に焼かれ、いつか白い煙となって空へと昇って消えていった……。
なんてね。
で、そんなこんなのまるで怨念めいた何がしかがカーマインの中で突然目覚めるという、そんなカンジです。
多分その時にサイオンとかも目覚めたんだろうけど、ユニバーサルには気づかれなかったよと。
成人検査まで一年もない中で、彼は色々と準備をするのです。たった独り誰にも気づかれないように。
覚醒した瞬間から何と都合の良い事にサイオンのコントロールなんかバッチリで、それを周囲にもテラズにも気取らせない、おっそろしく非常に高い能力者だったって乙女設定すよ。タイプ・ブルーにも匹敵するんじゃないかって位のアンバイです。
でもそれじゃあこの先色々と問題あるんで、彼自身で能力については必要無用を取捨選択しつつ、成人検査とかも上手いことやり過ごし、ブルーを探したんじゃなかろうかとかね。
書いててあまりのいい加減さ適当っぷりに自分でもビックリ恐ろしいです。
ホント読み捨てて下さいませね。
前に書いてた事と丸っと矛盾してるじゃん!とか諸々のツッコミは勘弁してやって下さいませです。(ヘコヘコ)
ちなみに、Yはね、謎の飛行機墜落事故現場からもうずっと離れた小さな村の近くで拾われるのね。
環境破壊が深刻化している時代にあっても辛うじて自然の残る場所ってのはあると思うし、そんな場所で昔のままの何というか取り残されたように暮らす人たちの村で。
ショックなのか自己防衛本能が働いたのか、Yは名前も何にも覚えていないのね。
んで子沢山の夫婦に引き取られて(サムみたいなおっ母さんでね、「なぁに一人ぐらい増えたって変わりゃしないよ~」とか豪快に笑うのね)、あんまり長生きしないけど幸せに暮らすのです。
誰もミュウとかサイオンなんて知らないから「ちょっと勘働きの鋭い不思議な子。でも普通だよ?」みたいな印象で。
羊とか追いかけてたらいいな~。
最初はね~、BとYは宇宙船で逃げ出すって設定だったんだけどね、無理がありすぎるかな…と思ってやめますた。
そうしなくったって、もう十分に有り得ないだろう無理っぷりなんですけどね。
ここまで辛抱強くお読み下さいまして、ホント有難うございました。
胸焼けして具合悪くなっちゃったらゴメンなさいです。
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