Q太郎でございます。
まずは御礼からであります。
ブログのみ更新で、それも停滞気味でありまして、こんな最果てヘッポコサイトにお運び下さる女神様には、まっこと申し訳ありませんです。
初めましての女神さまにおかれましては、なんじゃこりゃなアンバイであろうかと思われます。
んと、ここ一年くらいに書いた駄文は全てブログにUPしておりますです。ブログのカテゴリーは増やしたり直したりして、せめて少しでも読み易くと思い整理しております。宜しければ、そちらもどうぞご利用下さいませ。
皆様の残して下さる足跡が、とてもとても嬉しいです。
感謝感謝です。有難うございます。
以下頂戴しましたコメントのお返事です。
どうぞ反転してご覧下さいませ。
11/17
《みゆ》様
わぁっ♪コメントありがとうございます!!
ようこそお出で下さいました。とてもとても嬉しいです!!
私も某隊長様宅でみゆ様のお話、いつも楽しく拝見させて頂いておりますです~。こちらこそ読み逃げばかりで申し訳ありませんです。
散りばめられた数々の彩り鮮やかなエピソード群に爆笑したり、ホロリしたり、そしてグッと胸を突かれたり…。素敵なお話ばかりで、毎回ドキドキしながら読ませて頂いてますですっ!
それと!リンドウノ様宅でのリアル鬼畜たん観察日記!!ああ、今度鬼畜たんJrの観察日記もお願いします。うフフ~楽しみです♪
え~と、あのエロ下品垂れ流しのヌカロクと串団子。いつか一度くらいは、胸はときめき子宮は疼く、お耽美で官能エロ~スなお話を書いて見たいと夢見ておりますが、出来上がるブツはあんなのばかりで、ああ、ゴージャス耽美エロ~スは夢で終わるような気がします。でもヌカロクや串団子を笑って読んで頂けて、ホント良かったです。ホッ。
オネェな鬼畜たんに応援有難うございます。えへへ嬉しいです。
イタタ…なブツばかりのサイトではありますが、宜しければまたどうぞ遊びに来て下さい。
お待ちしておりますです(はぁと)。
《11/17に拍手ポチして下さった女神様》
有難うございます。
とても嬉しいです。頑張るぞ~の糧になります。励まされます。
ああん、ホントありがとうございますです~~♪
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続きは明日にでも~と言っていた筈が、さて、あれから何日経ったのでしょう。
スミマセンです。いつもいつもいつも。
で、馬鹿ネタ発掘ですが。
ジョミブルです。
先日も書きましたように、多分7~8年位前のCMネタです。
このCMご存知の方いらっしゃるかな~?
久々に夢ネタではないです。馬鹿ネタだけど。
あと、ちびっとですけど、女性向けHクサイです。ウラに回す程でもないと思いましたのでコチラで。
えと、畳んでありますので、宜しければ読んでやって下さいませ。
「なんの味?」 (←誰かタイトルセンスを私に下さい)
何日か前…もう一週間位にはなるんだろうか…から、ブルーが何か妙な呪文を唱えるようになった。
ハッキリと聞き取れないけれど、誰かに向けているのではないらしい。時々思い出したように口の中でブツブツと呟いては、どうやらその度に何か真剣に考え込んでいるようだ。
「どうしたの?」とボクが聞いても「何でもないよ」とはぐらかされてしまった。
なんだろう、とてもとても気になる。
ブリッジにも青の間にもいないブルーを探して、ライブラリーを覗いてみると、いた。
一番奥の一番大きなデスクがブルーの指定席。何冊も重ねられた、大きくて分厚い本の向こうに彼の銀色の髪の毛がキラキラとユラユラと光って見える。
ブルーの前に置かれた紙の本。こんなに古い本なんてボクは見たことがない。きっとアタラクシアにだってないだろう。
「一体どこから探してきたの?」と聞けば、ブルーはちょっとイタズラに微笑って、「ひみつ」と答えた。
「僕はね、古い物が大好きなんだよ。本も音楽も…いろんな物がね」
けれど、今のブルーはその大好きな古い古い紙の本を前にしながら、すっかりと上の空だった。やっぱり何かを呟いては、困ったように溜息をついている。一体どんな難問にぶち当たったというのだろう。
こんなブルーを、ボクは知らない。
「ね、ブルー。何をそんなに悩んでるの?」
「あっ…ああ…ジョミー。驚いた。いつの間に来たんだい」
ボクが声を掛けるとブルーは驚いたように顔を上げた。
気づかなかったの?貴方が?
そんなにまで貴方の心を独り占めにして悩ましている言葉って一体何なの?
なんだかボクは謎の呪文に嫉妬してしまいそうだ。
「悩むって…う~ん……、君に聞くのは…ちょっと…ね」
何故だか恥ずかしそうに答えるブルーの表情に、思わずボクの胸がキュッとする。
カワイイ…。
傍らに立つボクを見上げて、それから困ったようにして紙の本に目を落とす。その伏せた瞳と長い睫毛がとてもとても綺麗だとボクは心奪われてしまう。
なんて、そんな事を呑気に思ってる場合じゃないんだ。ボクに聞けない事ってなんだろう。ボクでは役に立たないって事だろうか。何の解決にもならないと思われてるんだろうか。
「違うよジョミー、そうじゃない」
きっと考えてる事がそのまま顔に出ていたのだろう。つい黙ってしまったボクに、ブルーが慌てたように頭を振った。
「君じゃ駄目だとか、そんなんじゃないんだよ。でもね、ちょっと内容が…ね」
そう言いながら、ボクの「だったら教えて!」の、お願い視線攻撃に負けたように、ブルーはボクの手を取って自分の隣に座らせた。そして誰もいないのを何度も確かめると、とても小さな声でボクに耳打ちした。
「あのね、男の味が、トリとブタとカツオだしってどういう意味だと思う?」
????
え、なに。
男の味ですと??
「ね、分からないだろう?僕もねその意味を考えているんだよ」
謎の言葉だよね。ブルーは首を傾げる。
「カツオだしってね、魚のブイヨンだと思うんだ。男の味がトリとブタとカツオのブイヨン…一体どういう意味だろう」
ブルーが言うにはその妙な言葉は、昔々大昔の、SD体制の遥か以前の地球にあった、とある島国の何かの商品の映像CM中に流れる歌なんだそうだ。
一体どこからどうやって、そんな代物を掘り起こしてくるのかボクには見当もつかないし、ボクにしてみれば、そんなブルーの方がよっぽど謎だ。
にしても、男の味なんて随分と大胆だなと思っていたところで、ブルーがその呪文にメロディを付けて歌い始めた。
♪おとこの味 何の味 トリトリブタブタカツオだし~
「こんな歌なんだよ。でもねぇ、男の味なんて堂々とメディアに流すなんてさ、昔の地球人て凄いよねぇ…」
感心したようにブルーは言う。そしてまた繰り返し歌い始めた。
♪おとこの味~なんの味~?トリトーリ ブタブタ カツオだしー ~~
♪おっとこの味~ ……
♪おっとこの味~ ……
……これって、もしかして……。
「ねぇブルー…、あのさ」
「ん?なんだい?」
「え~とさ…」
どうしようかとちょっと躊躇いながら、でも思い切って言ってみる事にした。
「あのさ、ブルー。この歌の意味ってさ、『男の味なんの味?』じゃなくて、『おおっと!この味、なんの味?』なんじゃないかなぁ」
「…え?」
「…で、トリとブタとカツオのミックスブイヨンだよ…ってCMだったんじゃ……」
「………」
「…ブルー…?」
一瞬ブルーは固まって、そのあとボクもビックリするくらいの勢いで真っ赤になると、たちまち姿を消してしまった。
ブルーの大好きで大切な紙の本の、開いたままだったページがパラパラと捲られる。それは呆気にとられて立ち尽くすボクと同じように、ブルーの残した小さな風の中、どうしたら良いのか分からずに途方にくれているようにも見えた。
****** ****** ******
「ね、ブルー覚えてる?」
「ん…なにを…?」
青の間の寝台の上。
柔らかな毛布の中で、ブルーの白く華奢な裸体を、後ろから横抱きにしたボクの囁きに、くすぐったそうに肩を竦めながらブルーは聞き返した。
「♪トリトーリ ブタブタ カツオだし~~」
歌ってやると、ブルーの身体がピクリと反応するのが分かる。随分と昔の聞き違いというか、勘違いなのだけど、どうしてだろう唐突に思い出してしまった。
そう言えば、あの後ブルーは暫くボクを避けていたっけ。
「ねぇ、ボクの味って、どんな味がする?ブルー?」
一体どんな答えが返ってくるのだろうと、つい悪戯心を出してしまった。
「絶交!」
この一言を耳の遠くで聞いた気がした。
気が付けばボクは、自分の部屋のど真ん中で、素っ裸で仰向けで大の字になって転がされていた。
その後、ボクが青の間への立ち入りを許されたのは、10日以上も経ってからの事だった。
<おしまい>
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