小さく真四角な白い部屋の中にブルーがいる。
入り口は引き戸ですりガラスが入ってい。
戸の外には大きく黒い影が立っていた。
どうやら黒い影は部屋の中に入ろうとしていて、ブルーはそれを阻止しようとしているらしい。
「君を中に入れる事はできない」
黒い影は何かを言っていて、ブルーはそれに答えている。
ブルーはひどく緊張しているようだった。
おそらく、黒い影の問いに答えられなくなると、侵入を許してしまうのだろう。
ブルーは疲れていた。入り口を押さえる腕はガタガタと震えている。
黒い影は次々とブルーに質問を浴びせ掛ける。
それに瞬時に答えるブルー。
と。
ブルーを後ろからサポートする者がいる。
シンだ。
「ブルー。そんなに急いで答えてはいけない。間をおいて、ゆっくり、時間を味方にして」
でも、時間を掛け過ぎてもいけないよ。
果たして――。
「すまない。僕はここを守りきれなかった!シンっ!?」
シンに助けを求めるも、けれど後ろにいた筈のシンの姿はなかった。
ブルーを支えてくれる手はどこにもない。
ブルーの悲鳴のような叫びだけが誰もいない白い部屋の中に響いていた。
……っつう夢を見たす。
あ、ブルーとかシンは適当に当て嵌めただけね。
アタシはね、ただの傍観者だったの。
引き戸っつうのが何だか笑える。
エラく疲れましたです。
もっぺん寝よ。
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